日本のワイン文化を語る上で欠かせない存在、山梨県山梨市牧丘町。
その豊かな自然とともに生きるワインづくりの系譜の中で、
唯一無二の存在感を放つのが「澤登小公子」です。
■ 日本の風土が育てた、唯一無二の固有品種「小公子」
「澤登小公子」は、日本のヤマブドウの血を受け継ぐ固有品種として生まれました。
先代・澤登芳(かおる)氏の実兄・晴雄氏が、ヤマブドウを交配し誕生させた品種「小公子」。
その中から芳氏が山梨・牧丘の地で優良な樹を選抜し、不耕起・草生栽培という農薬も化学肥料も使わない方法で大切に育て上げました。
そして1988年、自然の力だけで醸すことを目指した「牧ノ庄赤葡萄酒」が誕生。
それが現在の「澤登小公子」へと受け継がれています。
■ 自然派ワインとは
「自然派ワイン」とは、多様な生物が棲む自然と共生した畑で栽培されたぶどうだけを使い、
野生酵母で発酵、無補糖・無濾過・酸化防止剤無添加で仕込む――。
まさに“ぶどうの生命力そのもの”を感じられるワインです。
人工的な調整を排除し、自然のリズムに寄り添うことで、
その年ごとの気候や土壌の個性が、ありのままにボトルへと閉じ込められます。
■ 澤登小公子の味わい
高い糖度とバランスの良い酸味を持つ紫紺の果実から生まれたワインは、
濃厚な赤のフルボディでありながら、渋みは控えめ。
口に含むと、熟した果実の豊かな香りと、山のミネラルを感じる奥行きのある味わいが広がります。
驚くほど和食との相性が良く、
特にサバの味噌煮やブリの照り焼きなど、旨味を引き立てる料理と抜群のハーモニーを奏でます。
■ 澤登ワインの哲学
“ぶどうに手をかけすぎず、自然に委ねる”――
澤登家のワインづくりには、そんな静かな哲学が息づいています。
ぶどうはすべて手摘み。
その後の発酵から瓶詰めに至るまで、一切の化学的添加を行わない。
だからこそ、一口ごとに「生命の味」が感じられるのです。
■ 最後に:葡萄の生命力を感じる一杯を
自然と共に生き、自然の力を信じる。
そんな想いから生まれた「澤登小公子」は、
日本ワインの未来を照らす、まさに“生命のワイン”です。
ワイン好きの方はもちろん、
「自然派ワインを初めて飲む」という方にも、ぜひ一度味わっていただきたい一本です。
コメント